葉酸サプリは厚生労働省も推奨

サプリメントは栄養補助食品であり、その効果については疑問・・・などという一般的な否定的意見もよく耳にする中、葉酸サプリメントだけは厚生労働省も推奨するほど必要不可欠な栄養素というお墨付きをもらっている数少ない存在です。

 

なぜそうまでして摂取を積極的に呼びかけているのか?それは妊娠初期に葉酸が不足することで、胎児の危険が高まることが世界的に明らかになっているからです。

 

日本で厚生労働省から通知が出されたのは2000年のことですから、随分と最近の話ですよね。だから「妊娠で葉酸が必要なんて聞いたことがない」という年配者の方が多くいたとしても、それは当然のことです。

 

・葉酸の必要性

葉酸が何故必要なのかという質問の答えは、「胎児の神経管閉鎖障害の発症率が高まるリスクがある」ということになります。具体的にどういうことかというと、胎児が育つ上で脊椎の神経管に先天的な異常が発症し、二分脊椎などの病気が高まる危険があるということです。

 

欧米諸国はかなり昔からこうした病気が多く、どうすれば発症リスクを下げることが出来るのか研究が進められてきました。実は日本では普段の食生活の中で十分な葉酸を摂取する食文化があったために、諸外国に比べるとそうした病気の発症率がとても低く抑えることが出来ていたのです。

 

ただ、残念ながら現代の日本の食生活は変わってしまいました。

 

案の定、日本でもそうした病気の発症率が高くなって来ているために、日本の厚生労働省も妊娠の可能性のある女性に対しては葉酸の摂取を通知するようになったのです。

 

・どうしてサプリメントなのか

厚生労働省など国の機関が必要な栄養素を摂取するように呼びかけることはあっても、そこでサプリメントのような栄養補助食品が勧められることはあまりありません。

 

だいたいは食品そのものから摂取するよう呼びかけるものですが、なぜ葉酸はサプリメントにまで言及しているのでしょうか。それは、やわいや柑橘類の果実、動物のレバーなどに含まれる葉酸を小腸から吸収する時に、代謝の過程で受ける影響が大きく、利用率が50%以下に推定されるからです。

 

しかも葉酸は水溶性のビタミンであるため、料理することでも量が減ってしまいます。

 

だから通常の食品の中にある葉酸ではなく、構造が異なり体内での利用率が高くなるように開発されたサプリメントの葉酸がとても高い効果を発揮することを、諸外国が大規模な疫学研究で証明しているのです。