葉酸の歴史

葉酸のもととなるビタミンが発見されたのは1937年のころですが、その後も同じような効果を持つビタミンがいろいろなところで発見・報告され、ビタミンMやビタミンBcなどといった名前で呼ばれながらさまざま研究が進められてきました。

 

最終的にはほうれん草から見つけられた同じビタミンが葉酸と名付けられ、
今日のような必須栄養素として知られるようになります。

 

でもその発見と研究のほぼすべてが妊娠時の貧血症や家禽のヒナの成長など、
妊娠や出産、身体の育成、発育などといった分野から発しているのが特徴ですね。

 

最初の発見は、妊娠時の貧血をなんとか改善したいというイギリス人看護婦ルーシー・ウィルスの努力から実ったものです。

 

決して古くから知られていたビタミンではありませんが、人や動物が妊娠して子どもを育てていく課程で、必ず必要とされてきた大事な栄養素です。豆類や野菜類、果物類などに比較的多く含まれますが、世界で主食とされている穀類や肉類にはあまり含まれてはいないものです。

 

しかも高温に弱いために調理すると半分以下になってしまうという難しさもあり、なかなか思ったような摂取量をクリアすることは難しいとされていますね。

 

ちなみに、いちごを200g食べると非常に多くの葉酸を得ることが出来ると言われています。
妊娠時に異常なほどいちごを食べたくなって、いちごばかりを食べていたというお母さんもいますね。

 

毎日それほどのいちごを食べるというのはなかなか大変なので誰にも出来ることではありませんが、実に身体が本能的に動いたという実例でしょう。