葉酸って摂りすぎても大丈夫?

妊娠を予定している男女、妊娠中の女性、授乳期の女性は葉酸をたくさん摂らないと危険ですよ、と言われていますが、逆に摂り過ぎるとどうなるのか気になりますよね。

 

葉酸は水溶性ビタミンなので、一般的に考えれば余分な分は尿や汗などと一緒に体外へ捨てられてしまうので、あまり神経質になる必要はなさそうですが、それはあくまでも食品から自然に食事で栄養素を得た時です。

 

例えばサプリメントの場合は、人工的に体内で吸収される効率を上げてあるわけですし、それが例えば内蔵などの負担にはならないのかといった不安はあります。

 

過剰摂取にはなにかリスクがあるのか、ちょっと調べてみましょう。

 

・葉酸過敏症

葉酸過敏症という症状があります。これは、葉酸の過剰な摂取によって起こる不調で、じんましんが出たり、かゆみや赤味が出たり、場合によっては発熱したり呼吸に障害が起こったりする症状です。

 

どれくらいが過剰摂取や大量投与にあたるかいうと、葉酸1,000マイクログラムから10,000マイクログラムくらいが可能性の範囲と言われています。

 

それにしても、通常「マイクログラム(μg)」という単位で扱われているような栄養素なのに、この摂取量は1mgから10mgに相当します。

 

単位が変わってしまうくらいの大量なわけですから、通常で考えればちょっと常軌を逸していますね。普通の食事で摂取するのはかなり困難な量ですし、サプリメントも目安を守ればここまでの大量摂取にはなりません。

 

葉酸の錠剤を何個もガブ飲みするようなことがなければ、ほぼ大丈夫なはずです。
でも、気をつけましょう。

 

・他の病気に影響

葉酸には造血作用があり、欠乏すると赤血球の製造に異常が起こり、貧血が起こる場合があります。

 

ただ、この赤血球を作るという行為は葉酸だけではなくビタミンB12も一緒にはたらくので、ビタミンB12のほうが欠乏しているのに葉酸ばかりがたくさんあることで、逆にビタミンB12の欠乏に気付きにくくなるという問題があります。

 

ビタミンB群はお互いにチームを組んではたらく種類なので、どれか一つを大量摂取することは望ましくはありません。葉酸を摂る時には他のビタミンの存在もちゃんと考えて、バランスを取る必要があるのです。

 

・1日の上限

厚生労働省が定める葉酸の1日の摂取上限は、20代女性で900マイクログラム、30代女性で1,000マイクログラムです。ただ、これはあくまでも上限。

 

本来は、妊娠していない時に240マイクログラム、妊娠している時に480マイクログラムですから、この目安のほうを意識すべきなことをお忘れなく。