葉酸を摂取した方が良い理由

葉酸という栄養素がありますが、この成分を摂取したほうが良い理由をきちんと理解している人は、意外に少ないものです。まず葉酸という名前自体、大昔から耳にしていたような名前ではないはず。

 

なぜなら葉酸が葉酸として発見されたのは1944年、海外でのことであり、実は積極的に摂取するべきという動きは海外の国々に比べると、日本は10年ほど遅れていると言われているからです。

 

でも別にこれは日本人がずっと葉酸を無視してきたという話ではなく、食生活の上で葉酸を普通に摂取出来ていた民族だからとも言えます。

 

そんな葉酸について、もう少し深く勉強してみましょう。

 

・葉酸はビタミンB群

葉酸はビタミンであり、ビタミンB群のうちの一つとして分類されています。

 

ビタミンB群は水溶性で、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ニコチン酸、ビオチンなどが同じ仲間になっています。

 

ニコチン酸はナイアシンと呼ばれることも多くなっていますが、ビタミンB2はリボフラビン、ビタミンB6はピリドキシン、ビタミンB12はコバラミンという別名もあり、発見されてそのはたらきが解明されるまでにいろいろなタイムラグがあったことが伺えます。

 

ここに葉酸を加えた全8種類はB群の中でも中心的な存在で、お互いに協力しながら物質の代謝に関係しています。特にビタミンB1とビタミンB2、ビオチンB6は同時に同量摂取することが望ましいとされ、何か一つを大量投与してもうまくはたらかないことがわかっています。

 

ビタミンB群は、炭水化物・脂肪・たんぱく質という人間の三大栄養素を代謝するために絶対に必要なので、私たちが思っている以上に重要な栄養素だと言えます。

 

・発育に関わる葉酸

葉酸は、細胞分裂とDNA合成という、人間が身体を作っていく上で必要な栄養素です。このことから、特に葉酸は細胞分裂が爆発的な勢いで行われる胎児期に絶対に必要な栄養素で、不足することは胎児の神経の形成に関わり、先天性の奇形を発症させるリスクを持っていると言われています。

 

また、心臓病の予防、肺がん、直腸がん、子宮頸がん、貧血の予防などにもなり、母体が母乳を十分に作る上でも必要な栄養素だとされています。

 

だから妊娠を希望する男女、妊娠中の女性、出産後の授乳期の女性には葉酸は絶対に欠かせない栄養素であり、その摂取量は世界各国の国の機関が目安を表示するなど、積極的な摂取に呼びかけている栄養素なのです。